今回は、森林を育てるための大切な作業の一つ、「地ごしらえ」の実習を行いました。
地ごしらえとは、木を伐った後の山に残っている木の枝や葉、木の切れ端などを片付け、次に苗木を植えやすいように山を整える作業です。森林を新しく育てていくための、大切な準備作業です。
当校の大きな特徴は、すべての実習を実際の林業現場で行っていることです。
地ごしらえの実習も、実際に木が伐られた山を実習場所として行います。実習場所は毎年変わるため、山の斜面の傾きや地形、木を伐った後の状態などは、その現場によってさまざまです。
そのため、研修生の皆さんには、まず現場の様子をよく見て、どこをどのように片付ければよいのか、どのように作業すれば安全なのかを考えながら、作業を進めてもらいます。
もちろん、研修生だけで判断して作業するわけではありません。経験豊富な講師が複数人で現場に入り、一人ひとりの作業を確認しながら、必要に応じて具体的な指導を行います。また、地ごしらえは広い山の中で行うことも多いため、複数の講師がそれぞれの場所に目を配り、研修生が安全に作業できるよう十分に注意を払っています。
実際の山で作業するからこそ、教室や決められた練習場所だけでは十分につかみにくい、山の地形や足元の状態など、現場ならではの感覚を体験することができます。
講師から学び、現場をよく見て、考え、実際に作業する。
こうした経験を積み重ねながら、林業の現場で必要となる「その場の状況を見て、安全に作業する力」を身につけていきます。

